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導入事例

情報通信業 A社 様

提案したサービス 現状調査・運用管理(常駐型)

お客さまの課題

事例のポイント

今現在、運用上の大きな問題は起きていないが、今後のITシステム拡張計画に不安が残る

本社を含む14拠点でマルチベンダサーバ46台、マルチベンダクライアントPC450台、ワークステーション40台の運用管理を3名のシステム管理担当者で担っておられました。日々の運用は属人的であり、日常的な作業においても手順が違うことで作業時間に差異がある、といった状況にありました。また、かねてより情報セキュリティ規定への準拠とITシステムの拡張が計画されており、運用管理業務の見直しとそのアウトソース化を検討することが必要となりました。

当社の提案

現状を把握し、運用業務の立て直しを図りつつ、運用業務のアウトソース化を行う

当社では、現状を調査し、作業項目とその工数、インプット・アウトプットなど、運用業務を見える形でドキュメント化し、 あるべきシステム運用とのギャップを把握する「現状調査サービス」を実施しています。 こちらのお客さまでは、属人的な運用を長期にわたり実施した結果、 運用業務の全体像が把握できなくなったことが原因で、綱渡り運用となっていました。 よって、前述の「現状調査サービス」を実施し、アウトソース化を目標とするに必要な、運用範囲、ボリューム、 アウトソース化による効果について定量的な数値をもって把握し、 アウトソースするベンダ選定に役立てていただけるようなご提案をいたしました。

導入効果

把握した情報を基に、運用のあるべき姿をドキュメント化。A社様基本運用要件としアウトソース化を計画

現状の要員リソースでどの程度の工数がどのような運用業務タスクに発生しているのか、 そこで発生している運用管理上の課題にはどのようなものがあるのか、 これら課題解決の手法は何か、など運用に関する様々な状況を可視化することで、 運用のアウトソース化の全体像を把握し、適切な費用でアウトソース先となるベンダーを選択することに成功しています。


金融業 B銀行 様

提案したサービス 運用管理(常駐型)

お客さまの課題

事例のポイント

開発者がそのまま運用しているシステムが大きな問題となっており健全なシステム運用を行うためには、開発と運用を分離する必要があります。
HPやDELL、IBMなどのマルチベンダ構成下での運用を引き受けられるベンダを必要としていました。


当社はすでにNEC製サーバを対象とした1システムを3名で常駐運用していた関係で、お客さま環境は熟知しており、ご担当者さまを通じて当社運用サービスをご提案させていただくことになりました。
ご提案に際し、お客さまにも現状運用の再認識していただくための調査を実施いたしました。 システムの中には開発者がそのまま本番運用しているシステムが複数存在しており、DB改ざんやバックドア作成など、不正が行われるリスクについて再認識していただいた上で、今後の対応について協議させていただきました。

当社の提案

本番機の運用部分の作業範囲を明確にし、当社が巻き取ることで開発と運用の分離を実現します。
基盤システムの運用(ドメコン、バックアップ、メールサーバ、アンチウィルス、SCOMなど)
業務系システムのAP運用(リリース、権限管理など)を委託業務範囲としてします。

本番運用者とAP開発者との作業範囲を明確化することから開始しました。
次に開発者との間で、作業依頼や一時的なアクセス許可などの運用ルールを構築するとともに、本番機での作業を請け負うために、手順書の整備、作業の標準化を行いました。
マルチベンダ構成の基盤システムの運用受入以降、業務系AP運用の受入作業を実施、対象システム全域での「開発と運用の分離」を実現してすることができました。
2013年9月現在、対象の7システムについて、常駐要員8名にて運用しています。

導入効果

開発と運用を分離することで、監査に耐えうる健全な運用を実現しました。
開発と運用を分離することで、一般的に事例の多い開発者の不正リスクを排除するとともにJ-SOX法導入に伴う監査に耐えうる運用を実現しています。 また、マルチベンダ構成のシステム運用を実現することでシステム毎に運用者を置く必要がなくなり、運用費用削減にも貢献することができています。